備忘録
一行日記
振り返りの時間ほど大切なものはない
振り返りをすることで、自分がやりたいことが明確になり、腹の底から納得して自分の信じる道を進むことができるようになる
気になるもの、ワクワクするもの、羨ましいと思うこと、その一つひとつを丁寧に拾って、逃げずに振り返りを続ける
そして気づきを得る
その回数が人の成長を決める
振り返りを継続してできている人は多くない
なぜ継続できないのか
継続に至るまでのハードルが高すぎるから
毎日その日に起こったことを書く
書いたことを振り返ってみる。ただそれだけ
何よりも続けることが大事
ただ一行日記を毎日継続すること
ハードルは低く設定しておく
必ず文字にする
言葉にするというプロセスを通じて、自分にとって必要な体験を取捨選択して抽象化することができる
慌ただしい日々の中でちょっと気になったことや学んだこと、失敗してしまったこと、こうなりたいなと思ったイメージなどをまとめていく
本当に何気なく気づいた日常の1シーンを書けばいい
その一行に対して思いを巡らせる
自分にとってそれはどんな意味があるのかを、深く考える
「自分にとって」という問いは、大事な問い
ただ目の前を過ぎ去っていく様々な事象も、すべて自分ごととして考える事ができれば、そこから多くのことを学べる
誰かの話を聞いたというだけでも、
「そうか自分は〇〇に興味があるんだな」
「羨ましいと思ったけれど、自分も〇〇さんみたいにもっと社会に影響を与えたいのだな」
などという答えが浮かんでくる
これが気づき
「そうか、これが面白そうだから、この分野の本を今度読んでみよう」とか、「〇〇さんみたいになりたいから、アポイントをとって詳しく話を聞いてみよう」とか、自分がやりたいこと、やるべきことがわかってとるべきアクションを考えられるようになる
「今まで見たこともない動物のドキュメンタリー番組をなぜかおも白いと思った」
なぜ面白いと思ったのか
普通は生きられないような海底で生活できるように進化した生物を見て、生命の可能性を感じたからかもしれない
そうか 自分派生物の進化に関心があるんだ。だったら書籍を読んで知識を広げていくのいいかもしれない。
このように、振り返りがなかったら、ただ「面白い動物番組を見た」だけで流してしまうようなことでも、しっかりと振り返ることによって、自分の興味関心につなげることができ、実際のアクションにまで落とし込むことができる
その日に起こった出来事や感じたことを言葉にして記録する
それを見て自分にとっての意味を考える
そして、「そうか」と気づく
この一連のプロセスが一行日記の正体
一行日記を書くという作業を通して自分に起こった出来事を客観視することができる
そして自分にとっての意味を問うことで、其の出来事を自分軸で解釈できる
この出来事は自分にとってこういうことなんだなという解釈が、自分の中でできると「なるほど」と腹落ちがある
それは誰に言われたものでもなく、自分だけの気づきになる
この一連の振り返りによって、自分にとっての教訓ができる
自分ごととして考えることができたものは記憶にも定着しやすくなる
日常のポジティブな面に注目して日記を書くことは、幸福度を高めることにもつながるので、なるべくポジティブなことを中心に書く
「つまりどういうことなんだろう」と自分に問いかける
これがこの次の気づきにもつながっていく
色々な体験をしても、自分の糧になるかどうかは自分に引き寄せて学びに変換できるかどうかにかかっている
一行日記の中の最も大切なプロセス
特に良かったことに対して「なぜ良いと感じたのか」という自分に気持ちを振り返って深堀りするのはとても大切
こういう些細な気持ちが自分が本当に望んでいることや課題、価値観につながるヒントになることがある
そもそも自分にとってどういう意味があるのかという視点で、俯瞰した振り返りをすることが重要
何れにせよ問いすら立てなければ、何も答えは見つからない
一行日記でつけた実際の事実に対して、どんな問いを立てることができるのかを考える
そしてそれをさらに深堀して、自分ごととして落とし込む
それが大切
自分にとっての意味を考えて、気づいたことを書いてみる
自分ごととして問えば、なんらかの答えが出てくる
急には出てこないこともあるが、そのときは日を置いてみると
「あのときのあの出来事は、これだった」と言うようにあとから気づくこともある
直ぐに行動をおこさなくてもいいし、すぐに気づきがなくてもいい
別の日に起こったことと考えることで日々のプチ気付きがいくつか集まって、あとからの大きな気付きになることもある
「今日自分はこんなことを思った」
「このときも自分はこんなことを考えている」
「この日も自分はこんな事を感じていた」
日々のプチ気付きの中になにか共通することが見つかると、そうか自分はこんなことを大事にしていたんだ、こんな価値観があるんだと、自然に見えてくるようになる
前日のものを見返すのはもちろん、ことあるごとに読み返して、
「これはどういうことだろう」と考える
あとから見返す中で書き足していってもOK
その日の行動から思い出したり、他に気づいたことがあったら書き足す
何回も見直しながら何回も書き足すことが大事
自分の価値観にあった仕事につくことが大事
一行日記を使って、毎日毎日自分に問い続けることによって、本当の自分の価値観、自分が大事にしていることが見えてくるようになる
自分の内面を見つめ直すためにも、そしてアクションにつなげるためにも、一行日記をつけてみる
やったこと
自分にとっての意味
気づき
一行日記を続けていくと、毎日の出来事や気づきが言語化されて蓄積されていく