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備忘録

糖質制限

糖質制限で筋肉が減る仕組みは、サルコペニアとは異なりますが、貼られた場所で言ってることは事実です。

中途半端に糖質を制限すれば、グルコースは脳の栄養に優先的に使われますから、不足分はアミノ酸や筋肉を糖新生して作りますので、食餌でカバーできない分は、筋肉を削ることになります。運動不足の人ならそれほど糖質は不足しませんから大した問題もありませんが、運動を行う人は、筋グリコーゲンや肝グリコーゲンの不足を補うために筋肉は特に減りやすいのです。

糖質制限を勧めてる人の多くは、「運動しないと筋肉が減ってリバウンドしやすい体質になる」と言いますが、そんなこと言うなら、糖質制限などしない方が余程筋肉は維持できるので、非常に矛盾したことを言ってることになります。もちろん、食事に注意して筋肉を異化させないたんぱく質量を確保できれば、筋肉はさほど減りませんが、それこそ、そんなシビアな食事管理が必要なダイエット法を初心者が気軽に行うべきでは無いですよね?

まあ、この辺までなら、筋肉が多少減る位で済む話なので、命に係わる程では無いですが、調子に乗って糖質を減らし過ぎると、ケトーシスに移行し、そこからが命に係わる危険性が出てきます。

糖質の摂取が限りなく0になると、人の身体はケトーシスになり、肝臓で脂肪から作られるケトン体でグルコースの代替えを行いますので、脳や骨格筋のエネルギーは一応確保できます。糖質制限支持者が、「人間は糖質が無くても生きて行ける」というのはこのことですが、糖質を制限してないグループと具体的にどの程度寿命が変わるのか等の検証はほとんどされていません。

ちなみに、糖質をほぼ摂取しなかった頃のイヌイットの平均寿命は、65歳くらいで、それは食料事情の大変悪い北朝鮮の平均寿命とほぼ同じです。まあ、当時のイヌイットは出生時の死亡率が高かったので、そのせいで低いのはありますが、離れ小島の未開な国ではなく、一応医療先進国のカナダですから、医療が行き届かないとは言い難く、脂質とたんぱく質に偏った食生活によって寿命が短くなった可能性は否定できません。

一方、日本はご存じの通り、世界で一二を争う長寿国家ですが、糖質の摂取比率は50%以上あり、その程度の糖質の摂取が寿命に悪影響を与えるようなデータは存在しません。

ケトーシスに話は戻りますが、確かにケトン体によってグルコースの代替えは行われますので、当面は困りませんが、酸性であるケトン体が増えるとケトアシドーシスになり命の危険がでてきます。普通はそうならないように、ケトン体が増えて酸性に傾こうとすると、骨を溶かすなどして身体のPHを一定に保ちます。骨密度の高い若い人なら兎も角、年配者や骨密度の低い人がこの状態になれば、違う意味で命に係わるほど危険な状態となります。

貼られた場所の、70歳の人は恐らくケトーシスになるほどまで糖質を制限した結果、骨が溶けてしまい骨密度が低下してしまったのだと思います。

その他、ケトジェニックには「ケトン臭」「睡眠障害」「頭痛」「運動能力の低下」「肝臓がんの増加」など様々な危険性が指摘されています。

確かに、ビルダーやアスリートのごく一部にはケトジェニックを行う人もいますが、短期間で体重を落とし、さっさと元の食生活に戻す人がほとんどですし、食事管理や栄養についても知識が豊富な人に限られています。

というわけで、安易な糖質制限は、一歩間違えれば、命の危険に関わるので、行うなら医師などの専門家の指導に従って行うものであり、簡単に痩せるからとか、素人が気軽に行うものでは無いと思います。ましてや、ココの回答者の専門家?が安全と言っても、それを保証することなど全くできないわけですからね。

糖質制限を行うのなら、PFCバランスで糖質を40%程度に抑える「ローカーボ法」であれば、危険性も少なく、世界中で長年実績もあるので安全性は高いと言えると思います。

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