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備忘録

観察者

あなたの世界は「あなたの思ったとおり」の世界として立ち現れてきます。世界はあなたの「思っているとおり」に現れます。あなたの思っていることがあなたの世界です。知っている通り、信じている通り、想像している通り、ということです。そこで自分が何を思っているのかに気づいていることが大切です。

しかし我々は「思い通りにしよう」と考えます。「思っているとおり」に現れるというのに、「する」ことに意識を向け続けています。「思い通りにしよう」と考えているときは、今は思い通りではないと思っています。ですからその思い通りになるわけです。

具合が悪いから治療しようと考えます。ですから具合が悪いという思いが、具合の悪い明日をまた創ります。すなわちあなたが遂げたいと欲している思いは遂げられません。

行動の力よりも重いの力のほうが強くなってきたわけです。これからは想念の力が行動の力を凌駕していきます。

思いがストレートにそのまま現実を創ってしまうという時代のはじまりです。

どうぞ思いを遂げようと努力する代わりに自分の思いそのものを変えてみようと、その方向に意識を向けてください

なぜなら、思っている通りが世界であり、思っている通りが自分なのですから。

まず、自分が何を思っているのかに注目してみてください。我々は自分の望む現実を手に入れたいという欲求に比べると、自分が何を思っているのかということには、いたって無頓着です。本当は、それこそが大事であるというのに。

これまで長い間、思ったことが実現しなかったのですから、無理もないことです。もうすっかり人類は行動しないと何の価値もないという価値観を育て上げました。

そしてあなたである地球の集合意識は、もうこの体験は十分やりつくした、思いが実現するのには時間がかかるのだという体験はそろそろ終わりにしようと決めました。

どう思いを変えればいいのかと考える前に、そのことはいったん脇に置いておいて、「思っているとおりになる」ということに意識を向け続けてください。

何かを期待せずに「思っている通りになる」とは・・

どうぞ実際にやってみてください。自分はいったいどんなことを思っているのだろうかと。

自分の好きなことばかりやっていたら生きていけなくなる」と思っているかもしれません。「自分は意気地がない」と思っているかもしれません。人に迷惑をかけたくないと思っている。そんなひとつひとつをぜひ紙に書きだしてみてください。そしてそんな一つ一つが「もうこんな思いは必要ない」と思えたとき、あなたの現実の一つ一つが変わりはじめます。仕事を辞めても生きていけると思えないだろうか・・。「そうだ。辞めたって生きていけるじゃないか」と思えたとき、そこから現実は変わりはじめます。

望む現実を創るとは、望む自分を創ることです。あなたが望む者になれば、その反映として、あなたの現実という鏡が、あなたの望むものそのものになってくるわけです。その逆はあり得ません。今後ますますそのことが顕著になってきます。

あなたの望む自分とはどんな自分なのでしょうか。じっくりと輝かしい自分に意識を向けてみてください。

そこに教えこまれた価値観を持ち込まないでください。本で読んだ知識にもとづくのではなく、だれか偉い人の言ったことに基づくのではなく、今、自分自身でそのことに意識を向けてみてください。

「私はどんな自分でありたいのか」過去のどんな束縛からも離れて、ただそのことに意識を向ける時間を割いてあげてください。

意識を自分の内面深くにおろしていきます。自分の意識を無限遠点の自分の中心までもっていってください。意志の力を使ってください。物質に向けている意識を絶えず自分の内面に向かわせてください。深くもっと深く、意識を中心へ中心へともっていきます。そのことに自分の思考を使ってください。考えるのではなく意識の方向付けに思考を使ってください。内なる目で内なる世界が見えはじめるまで。

ですが、見る本体であるあなた自身を見ることはできません。ですから見る主体であるあなたは見られる者です。あなたは自分を見るという行為を通して、自然に観察する者であるあなたの本体と合流していきます。どうぞ自分を見続けようと決めてください。自我のとる一挙手一投足を観察してください。自我の発する想念を見張ってください。自我に生起している細やかな感情の動きを見張ってください。

自我は絶えず何かを考え、頭を働かせています。四六時中発する自我の想念を見張り、瞬間も逃さず気づき続けていると、あなたの意識は「今この瞬間」という宇宙の中心とぴったりと重なって存在し続けることになります。

観察するとは、今に居続けるということです。たえず観察者の位置にいるあなたは、判断のないあなたとなります。あなたの内なる神である真の観察精神には、良いとか悪いということを判断するための基準である価値観がないからです。

怒り狂っているあなたの内にいて、穏やかさそのものの自分を感じはじめます。不安にさいなまれている自分の内にいて、平穏そのものの自分を発見します。恐怖におののいている自分の内にいて、静けさそのものの我が現れてくることでしょう。

湧き上がってくる自分の想念を見張ってください。片時も忘れずに。どうぞそのことに努力を払ってみてください。何かを手に入れようと努力するかわりに、何かを克服しようとするかわりに・・・

何かができるようになる努力をしているのなら、その代わりに想念観察に意識を向け続けてください。この努力は必ず報われます。とても不思議な感覚を持って。

「どうしてなのだろう。最近のこの幸福感は」

「どうしてなのだろう。前はあんなに気になっていたことが今回は全然気にならない」

と、こんな感想をつぶやく日がきっとやってきます。

考えを変えればいいという結論だけを先取りする自我意識は、すぐに「ではどう変えればいいのだろうか」と考えはじめます。まだ「思いが簡単に「実現するはずがない」という思いを心に抱いたままだというのに。

そんな状態でどんなに今考えを変えてみたところでどうにもなりません。まず、変えようと考える前に、自分がどんな思いでどんな現実を創りだしているのか、その実態を知ってください。観察すればするほど、自分の思いが自分の現実を創りだしていることが実感できはじめます。十分に実感sいてしまえば、考えは自然に変わってくるものです。変えようとしなくても変わってきます。

今、会社が赤字で困っているとしたら、そのことはいったん横へおいておきます。赤字を何とかしようという考えからいったん離れてみるわけです。

その赤字はあなたの思いによって創られました。あなたはその前からもっと良い会社にしようという思いをもっていませんでしたか?自分の会社をあまり良い会社であるとは思っていなかったはずです。すなわちあなたは、自分の会社が良い会社ではないという思いによって赤字化させているわけです。

「家族はもっと仲良く」と思っている人は必ず家庭内不和を抱えているはずです。「子供の思う通りに育てよう」と思っていた人は、きっと今わがままな子供に手を焼いていることでしょう。妻とはこうあるべきだと、まずご主人を第一優先にと考えて嫁いできた奥さんは、きっと傍若無人なご主人に手を焼いているはずです。

自分のはじめの思いを変えない限り、何の問題も解決しません。そんな役に立たない思い込みをこそ変えてみるときです。

想念観察を続けていると、やがて自我とはっきりと分離したもう一人の自分を感じてきます。自我には欲求があります。その欲求こそあなたを動かしているエネルギーです。あなたを行動させている源です。欲求はあなたの個性のデメリットサイドへの意識の固定化によって生じます。一つに性質には裏と表の二面があります。このことに例外はありません。この地球であなたが感じることのできる全てに、その反対面が存在しています。あなたの個性のマイナスサイドにのみ意識が向いているとき、そこに欲求が生じてきます。その欲求に従って行動していくとその行動は当然永遠に満たされません。

デメリットサイドは脇に置いてください。その反対を探してください。そこにある長所部分に着目してください。メリットサイドに意識が固定化してしまえばやがて欲求は、消えていきます。あなたはあなたの個性を変える必要はありません。変えたら変えたなりにその個性のデメリットサイドを発見するでしょう。あなたのすることは、今の自分の性質のメリットサイドを発見することdえす。そしてそのメリットサイドに意識を向け続けてください。あなたのすることは意識を向けていく方向を選ぶことだけです。

そうやってみても、どうしてもマイナス面に意識が向いてしまうという人は、そこに他人から思い込まされた固定的価値観が潜んでいます。そんな場合には、本当にその価値観が自分にとって必要かどうかを検証してみる必要があります。

欲求のあるところに自我が残ります。欲求はマイナスサイドへの意識の流れです。欲求の追求がこの物質世界を存続させている力です。欲求があったらそれを満たしてやろうとする前に、その原因を探ってみてくささい。

たとえば家族と仲良くしたいという欲求があったら、不仲であることのメリットを探してみます。きっとたくさん発見できるはずです。不仲のメリットを見つけられればみつけられるほど「仲良くしなくては」という思いが消えていきます。欲求がきれいに掃除できたとき、あなたは真の観察者となります。

混迷をきたしたときには「宇宙は絶えず進化の方向に流れている」という言葉を思い出してください。それがとても強力な精神安定剤となります。あなたひとりがその宇宙の法則からはずれるということは不可能なのだと感じてみてください。今のあなたの困った状態は、進化の方向へ流れていく結果だということを知ってください。そう思えたとき、あなたの世界は困らない状況へ向きを変え始めることでしょう。宇宙は自分の思っている通りに立ち現れるということを思い出してください。

結果を求める人から、原因を探る人へ

行動する人から、見ている人へ

演じる者から、鑑賞する者へ

対処する人から、思っていることを変える人へ

求道者から、存在する者へ

何かを追い求めたり、成就を志向する者から、観察者へと変わります。いつのまにか自由な神としての自分と出会っていることでしょう。

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