備忘録
料理をひとくち食べるごとに箸を置くようにすると、食事の所作全体が変わる
和食では器を持って食べるのが基本
料理が盛られた器を右手でとり、左手に移し、ここで箸おきから箸を取り上げて、ひとくち口に運ぶが、持っている器を戻すには、いったん箸を置く必要がある
箸を置き、左手の器を右tに持ち替えて、お膳やテーブルに置く
ひとくちごとに箸を置きながら、ひとつひとつの料理をゆっくりと丁寧に味わう。
「いただきます」は、私たちの生を支えてくれている、あらゆる命に対する感謝をあらわすもの
食事は身体をつくるものですが、それだけではなく心にも影響を与えます。何を食べるかによって心は変化する
野菜を食べると心がおだやかになる
「野菜断食」の日
野菜だけの料理を少量食べるようにする
体内に取り込むカロリーや栄養を少なくすると、細胞の眠っている部分がめざめて活性化し、備わっている自然治癒力が高まると言われる
同じことを繰り返し続けることによって、身体がそれを覚え、リズムができる
そのリズムに則って生活すると、落ち着いた心ですべてのものに取り組める
食事を1日3回(通常)できるかぎり規則正しくすることで、リズムがつくられていく
規則正しい食事時間がアクセントになって、よいリズムを生み出し、落ち着いた心でどの仕事にも臨める
相手がだれであるかにかかわりなく、「まあ、お茶でもどうぞ」と迎えらっる。人に対して先入観を持ったり、色眼鏡で見たりすることのない、まっさらな心であってはじめてできること
和食はほとんどの料理が小皿や小鉢あるいは小さな椀に盛られている
それらを胸元まで持って言って食べる、というのが正しい作法
合掌することは仏様の心と自分の心をひとつにするということ
目の前にある食事に合掌することは、そこにある食材にひとつひとつと自分の心をひとつにすること
食事のたびに合掌する
それは食事と一体になるということばかりでなく、生きるパワーを蓄えることにもなる
命をいただくことのありがたさを身体でも心でも噛み締めながら食事をすると、その時間がとても輝いてくる
100日間続けていると、到底耐えられないと感じられた修行もこなせるようになり、きつい、苦しいという思いが次第に消えていく
それが習慣化する、身につくということ
他人と比べる心を捨てる