2/19備忘録

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備忘録

食事で摂ったご飯やパンなどの炭水化物は、消化酵素の働きでブドウ糖と食物繊維に分解される。

燃えやすいブドウ糖は優秀なエネルギー源。

日常の活動や運動に使われるし、余れば肝臓や筋肉でグリコーゲンや中性脂肪に変換してストックできる。

しかし、肝臓や脂肪にしまいきれなかったブドウ糖は血中を漂う。この分量を測定したものが血糖値。

ブドウ糖が血中に余ったままでも、悪さをしなければ問題ない。

だが、高血糖の状態が続くと、遅かれ早かれ糖尿病予備軍となり、そうなっても自覚症状はないから、そのまま発症に移行する可能性もある。

糖尿量は、一度罹患すると完治のない病気。恐ろしい合併症が無数にある。

だからこそかからないことに越したことはない。

高血糖の時期を過ごした過去のある人は、まったくそうでなかった人とは、その後の条件が異なる。

これは禁煙と似たような話で、喫煙歴のある人が禁煙に踏み切った途端に、呼吸器疾患のリスクが即座に減少するわけではない。

「高血糖がもたらした身体へのダメージもすぐには消えない。血糖値の管理は年単位で根気よく取り組まなければならない」

血糖値スパイクの起きていた人は常にうっすらと高血糖の人よりも、ダメージが大きいと言われる

血糖値が上がって行く局面で血管の内皮細胞をはじめ、からだの各所で危険なことがおきているようす。

血糖値スパイクー 体内にブドウ糖が急増すると、活性酸素が増えて細胞を傷つけるため、食事のたびにからだにダメージを与え、重大疾患を招き寄せる

血糖値が高いと体内には活性酸素が発生しやすく、血管内皮は傷つきやすい

すると些細な傷からLDLコレステロールは血管の奥に潜り込み、活性酸素に酸化されると免疫細胞のひとつ、マクロファージに異物として判定されて食べられ、処理されることが知られている

酸化LDLコレステロールを生成する食材を食べ過ぎると、マクロファージは破裂して死に、その死骸が増えると血管は部分的に肥厚し血行が悪化、動脈硬化が進行します

だから、血糖値のコントロールと同時にLDLコレステロールの管理も重要になる

食事の中に含まれるコレステロールのみならず、中性脂肪も摂りすぎは禁物

食後の有酸素運動は血糖値を抑え、長期的には中性脂肪も減らす

だが、食事由来のLDLコレステロールを減らしても、からだが不足を感知すると肝臓はLDLコレステロールの合成量を増やしてしまう

LDLコレステロールを相対的に減らすためにHDLコレステロールを増やしましょう

運動習慣が最も有効

食材ではオリーブオイルや青魚、大豆製品などを摂るのがおすすめ。

これがLDLコレステロール高値の弊害を和らげてくれる

歯周病を治した患者の多くが、ただそれだけで血糖値が数%下がることが多数報告されている

歯周病になると、歯周ポケット内の歯周病菌が毛細血管に侵入し、血流にのって全身に回る

これに対抗する免疫細胞は、炎症を引き起こす生理活性物質を産生

この物質のせいで体内は炎症状態に陥り、血糖値を下げる唯一のホルモン、インスリンの効きを悪くしてしまう

歯周病の影響は全身に及ぶ

歯周病は糖尿病の第6の合併症とも呼ばれる

治療しないと血糖値の管理も難しくなる

歯を失うと噛む力が弱くなり、食物繊維の豊富な食べ物が食べにくくなる

血糖値コントロールのためにも歯のケアはマスト

AGEの蓄積で、早い段階から合併症に発展しがちなのは、毛細血管が糸車のように密集している眼底や腎臓、脳、あるいは足先などの神経組織

このため、糖尿病だけでなく認知症や心筋梗塞、脳梗塞などの重大疾患を招きかねない

糖尿病が進行すると、眼底出血から失明のリスクも生じるし、腎臓障害から人工透析が必要になる人も現れる

手足の神経障害が重くなり、壊疽を起こし、手足の切断に至るケースも

糖尿病に限らず、メタボリックシンドロームに陥っている患者の体内では慢性炎症が起こっているため、毛細血管だけでなく太い血管にも動脈硬化が進行し、血液が詰まりやすい状態になっている

アルツハイマー病は脳の糖尿病とも呼ばれている

アルツハイマー病をはじめとする認知症は第7の合併症と言われている

糖尿病患者の半数が認知症になるという統計もある

2019年東大の研究

インスリン抵抗性に陥ったマウスは、脳神経細胞から分泌される老廃物、アミロイドβの除去速度が低下し、脳内に蓄積が進んでいく

アミロイドβは健常者の脳内では分解、排出され、蓄積は低レベルに収まっている

しかしアルツハイマー病になると、認知機能の低下が始まる10年以上前からアミロイドβが増加、凝集し、老人班と呼ばれるシミが脳にできはじめる

このアミロイドβの蓄積が進む過程で、死滅する脳細胞が増え、アルツハイマー病が進行するとされている

こうした症状を推し進めるのが高脂肪食のもたらした糖尿病状態だろうというのが研究の主旨

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